
温泉分析書Analysis report
温泉分析書
温泉分析書(鉱泉分析試験による分析成績)平成26年7月1日
| 源泉名 | 兵庫県宍粟郡山崎町与位字南山66-3 | 
|---|---|
| 泉質名 | ナトリウム-塩化物泉(低張性、弱アルカリ性、冷鉱泉) | 
調査、試験成績
| 性状 | 無味無臭 | 
|---|---|
| ph値 | 8.0 | 
| 密度120℃/4℃ | 0. 9985g/cm (20℃/4℃) | 
| 蒸発残留物 | 0.9965g/kg (110℃) | 
| ラドン(Rn) | 19.248q/kg | 
試料1kg中の成分、分量、組織
陽イオン
| 成分 | ミリグラム | ミリバル | ミリバル% | 
|---|---|---|---|
| ナトリウムイオン | 318.5 | 13.85 | 85.49 | 
| カリウムイオン | 4.1 | 0.10 | 0.62 | 
| アンモニウムイオン | 12.0 | 0.67 | 4.14 | 
| マグネシウムイオン | 1.1 | 0.09 | 0.56 | 
| カルシウムイオン | 28.4 | 1.42 | 8.77 | 
| ストロンチウムイオン | 0.9 | 0.02 | 0.12 | 
| バリュウムイオン | 0.5 | 0.01 | 0.06 | 
| 総鉄 | 1.2 | 0.04 | 0.25 | 
| 陽イオン計 | 366.7 | 16.20 | 100 | 
陰イオン
| 成分 | ミリグラム | ミリバル | ミリバル% | 
|---|---|---|---|
| フッ素イオン | 9.6 | 0.51 | 2.92 | 
| 塩素イオン | 458.7 | 12.94 | 74.20 | 
| 臭素イオン | 0.7 | 0.01 | 0.06 | 
| 硫酸イオン | 1.5 | 0.03 | 0.17 | 
| 炭酸水素イオン | 192.5 | 3.15 | 18.06 | 
| 炭酸イオン | 24.0 | 0.86 | 4.59 | 
| 陰イオン計 | 426.0 | 9.59 | 100 | 
遊離成分
・非解離成分
| 成分 | ミリグラム | ミリバル | 
|---|---|---|
| メタケイ酸 | 32.0 | 0.41 | 
| メタホウ酸 | 5.4 | 0.12 | 
| 非解離成分計 | 37.4 | 0.53 | 
・溶存物質合計(ガス性のものを除く)1.05g/kg
・溶存ガス成分
| 成分 | ミリグラム | ミリバル | 
|---|---|---|
| 遊離二酸化炭素 | 12.6 | 0.29 | 
| 溶存ガス成分計 | 12.6 | 0.29 | 
成分総計 1.06g/kg
その他微量成分
| 銅イオン | 0.01 | 
|---|---|
| ひ素 | 0.001 | 
| 鉛 | 0.001 | 
| 鉛総水銀 | 0.0005 | 
| カドミウム | 0.001 | 
| マンガンイオン | 0.019 | 
温泉分析書(浴用)
分析結果による禁忌症等は平成26年7月1日付け環自総発第1407012号環境省自然環境局長通知によれば次のとおりである。
浴用の禁忌症
・浴用の一般的禁忌症
病気の活動期(特に熱があるとき)、活動性結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い腎臓の病気、消化管出血、目に見えるような出血があるとき、慢性の病気の急性憎悪気。
・浴用の泉質別禁忌症
該当なし。
浴用の適応症
・浴用の一般的適応症
筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、抹消循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進。
・浴用の泉質別適応症
きりきず、抹消循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症。
・その他
温泉療養を行うにあたっては、以下の点を理解して行う必要がある。
- 温泉療養の効用は、温泉の含有成分などの科学的因子、温熱その他の物理的因子、温泉地の地勢及び気候、利用者の生活リズムの変化その他諸般によって起こる総合作用による心理反応などを含む生体反応であること。
- 温泉療養は、特定の病気を治癒させるよりも、療養を行う人の持つ症状、苦痛を軽減し、健康の回復、増進を図ることで全体的改善効用を得ることを目的とすること。
- 温泉療養は短期間でも精神的なリフレッシュなど相応の効用が得られるが、十分な効用を得るためには通常の2~3週間の療養期間を適当とすること。
- 適応症でも、その病気又は療養を行う人の状態によって悪化する場合があるので、温泉療養は専門的知識を有する医師による薬物、運動と休養、睡眠、食事などを含む指示、指導のもとに行うことが望ましいこと。
入浴の方法及び注意
温泉の浴用は、以下の事項を守って行う必要がある
・入浴前の注意
- 食事の直前、直後及び飲酒後の入浴は避けること。酩酊状態での入浴は避けること。
- 過度の疲労状態では身体を休めること。
- 運動後の30分程度の間は身体を休めること。
- 高齢者、子供及び身体の不自由な人は、1人での入浴は避けることが望ましいこと。
- 浴槽に入る前に、手足から掛け湯をして温度に慣らすとともに、身体を洗い流すこと。
- 入浴時、特に起床直後の入浴時などは脱水症状にならないように、あらかじめコップ一杯程度の水分を補給しておくこと。
・入浴中の注意
- 運動浴を除き、一般に手足を軽く動かす程度にして静かに入浴すること。
- 浴槽から出る時は、立ちくらみを起こさないようにゆっくり出ること。
- めまいが生じ、又は気分が不良になった時は、近くの人に助けを求めつつ、浴槽から頭を低い位置に保ってゆっくり出て、横になって回復を待つこと。
・入浴後の注意
- 身体に付着した温泉成分を温水で洗い流さず、タオルで水分を拭き取り、着衣の上、保温及び30分程度の安静を心がけること(ただし、肌の弱い人は、刺激の強い泉質(例えば酸性水や硫黄泉等)や必要に応じて塩素消毒等が行われている場合には、温泉成分等を温泉水で洗い流した方がよいこと。)。
- 脱水症状を避けるためには、コップ一杯程度の水分を補給すること。
・湯あたり
温泉療養開始後おおむね3日~1週間前後に、気分不快、不眠若しくは消火器症状等の湯あたり症状又は皮膚炎などが現れることがある。このような状態が現れている間は、入浴を中止するか、又は回数を減らし、このような状態からの回復を待つこと。
・その他
浴槽水の清潔を保つため、浴槽にタオルは入れないこと。


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- 火曜日
お気をつけてお越し下さい。





